お知らせ[個別記事]

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人生、ワクワクして生きていこうよ!

【世界と愛媛を繋ぐ10名へのインタビュー企画 】

「将来やりたいことがない」「将来に不安がある」「大人ってキラキラしてない」そんな声を去年より若者から数多く聞いてきた。ただ、私は知っている。「そんなことはない。」ということを。もちろん、この悩みは簡単には解決できない。私自身も通ってきた道だ。少なくとも、一般的に「キラキラした大人」とは「自分の道」とは?を考え抜くことができ、成功するまで諦めず、つかみ取るために何事にもチャレンジしてきた、そんな泥臭く、血のにじむような努力をしてきた方たちだ。ラッキーなことに、この記事を見ている方は、既に「行動」している。何事もあなた次第だが、こんな時代だからこそ、愛媛から世界へ、世界から愛媛と繋ぐお仕事をしている方々がいるということを是非知ってほしいと思う。今回「今治から世界へ」を掲げる弊組合として自分らしく輝いている愛媛県出身(関わる)方々を厳選して10名取材し、永久保存版として弊組合のホームページへ掲載することにした。

2021.8.1 ワールドスター国際交流事業協同組合 広報担当

 

 

ディストリビューター/パッカーという肩書を持つ、村瀬さんをpick up!

【「村瀬真弓」さんってこんな人】

はじめまして。カナダのバンクーバー在住の村瀬です。現在はオークションで売られたあとのお花を仕分けたり、カナダ中に配送するためにパッキングしたりする仕事をしています。趣味は、その職場で頂いたプランツや、折れてしまってお客様に発送できないお花やグリーンを使ってのクラフティングや、フォトグラフィー、キャンプ、トレッキングです。

【「村瀬真弓」さんのバックグラウンド】

ファッション系の専門学校を卒業後、ファッションオンラインサイトを運営する会社に就職。商品撮影部門で撮影から編集アップロード、部署内の業務及びフィルメントフロー改善、サイト品質向上などを主な業務とし、約5年同企業で働く。 2017年の抱負に退職を掲げ転職を考えるも、NYで生活する元同期の影響で海外に住むことを視野に入れ始め、同年、入社4年目の春にワーホリを決意。約半年かけて準備し年末に日本を発ち、カナダのバンクーバーにて新たな生活をスタート。

【ご自身の今後のビジョンを教えてください。】

パートナーとともにカナダの永住権を取得しここに長く住むつもりなので、数年かかりますが申請資格に達し次第、申請する予定です。パートナーがチェコ人なので、もしかしたらチェコにいるかもしれませんが。笑

【今治はどんな街で、可能性があると思いますか?】

出身者の私にとっては当たり前ですが、「帰ってこれる場所」であり、「歴史もポテンシャルもある街」です。小さい頃によく遊んだ浜辺や公民館、6年間部活の仲間と走り続けたコート、帰省する度に泳ぎに行った川が今でもほぼ同じ景観で出迎えてくれて、帰るたびにここで生まれ育って良かったなと思わせてくれます。 のんびりしている田舎ではあるのですが、何もすることがないわけではなく、海や川、瀬戸内海の島などの自然あふれる場所や、温泉や市場、海鮮や美味しいB級グルメなど、訪れるべき場所がいくつもあるところも魅力的だと思います。 また歴史的にも興味深い街で、ここ数年話題となっている村上海賊、築城名人藤堂高虎が築いた、全国的にもまれな海水を堀に引き入れた海岸平城の今治城など、豊かな歴史があります。 また今治タオルやしまなみ街道もすでに全国的に有名ですが、今治FCの活躍など、これからもっともっと盛り上がっていける街だとも思います。 事前に囲まれ程よく田舎で不便でもない、都会暮らしに疲れた人たちにとって移住したい街に選ばれるであろう街だと思います。COVIDの影響で仕事のリモート化が進み、また感染を避けるため地方移住する人も増えていると聞きます。今後今治も、内からだけでなく、外からの刺激や価値観を融合させ、今治の歴史や良さを守りつつどんどんこの調子で発展し、唯一無二の面白い街、今治になってほしいなと思います。

「外国人技能実習生」等、外国人就労者へどのようなイメージを持っていますか?】

言い方は悪いですが、自国に住む家族のために夢見て日本へくるも、低賃金・劣悪な環境で働かされて、耐えきれずに逃げ出して不法滞在者となってしまう、というイメージがありました。過去に、今治市でも外国人就労者への給料未払いが問題になったこともあります。・・・ですが、それはごく一部のネガティブな部分で、ほとんどの外国人就労者がうまくやっていけていると信じたいです。 海外で働き始めて、見方が変わったところもあります。 数ある国の中から日本を選んでくれたこと自体が嬉しいことですし、他国と比べればまだまだインターナショナルではない日本で懸命に働かれてる姿を見ると、応援したくなります。習得するのが難しいと言われている日本語も一生懸命勉強されてるんだなと思うと、純粋にすごいなと思います。また、彼らは日本の不足している労働力を補ってくれている大切な存在なので、私たちはもっと感謝しなければいけないと感じます。自分も異国の地で働いてますが、負けてられないなと思わせてくれる存在でもあります。

編集後記

文章もほとんど校正をする必要がないくらい、「相手に伝える」という能力がある村瀬さん。学生の時から憧れられる存在で、世界のどこでも溶け込んで生活することができる力をもっている。本気で相手の国の当たり前も、自分が育ってきた当たり前もフラットに考えられる存在。何事もチャレンジをし、とにかく行動をしており、「なんとでもなる」精神で人生を輝かせている今治を代表する女性だと、考える。